コラム
間取り
LDKの形 〜I型LDK〜
LDKとは、リビング(Living)、ダイニング(Dining)、キッチン(Kitchen)が一体となった空間のことで、それぞれ個別に配置した場合より開放的な空間を作れることがメリットです。
現代の住まいはLDKという形が採用されることが多く、その形は大きく分けて「I型」「セパレート型」「L型」の3タイプに分かれます。
今回は、I型LDKの特徴やメリット・デメリットなどについてまとめていきます。
I型LDKの特徴
I型タイプのLDKは、リビング、ダイニング、キッチンが一直線に並んでいるため視線が抜け、家族のコミュニケーションが取りやすいのが特徴です。また、家具・インテリアのレイアウトの自由度が高く、模様替えを楽しむことができます。
I型タイプのLDKは、リビング、ダイニング、キッチンが一直線に並んでいるため視線が抜け、家族のコミュニケーションが取りやすいのが特徴です。また、家具・インテリアのレイアウトの自由度が高く、模様替えを楽しむことができます。
I型LDKのメリット・デメリット
メリット
・全体的に広く感じる。
・対面キッチンの場合は、料理をしながらリビングにいる子どもを見守ることができます。
・壁面が広く、家具レイアウトの自由度が高い。
デメリット
・家具レイアウトの自由度が高いため、レイアウトを考えるのが難しい。
・リビング、ダイニングが一体の空間のためゾーニングがあいまいになってしまう。
・生活感が見えやすい。
全体的に広く感じるI型のLDK。対面キッチンの場合は、子どもの様子も伺いやすく子育て世代に人気のタイプですが、家具レイアウトの自由度が高い反面、レイアウトが意外と難しいのがデメリットです。
動線や視線の抜けなど、暮らしやすさを考えて家具を配置することがポイントになってきます。
レイアウトのポイント
家具のレイアウトの参考に、3つのポイントを紹介します。
動線を確保する
I型LDKの場合、キッチン側からリビング側へ行くまでに必ずダイニングを通ることになります。そのため、動線を確保することがポイントです。家具のサイズを確認し、人が通れるだけの幅を確保することが大切です。
収納家具を置きすぎたり、大きすぎる家具を買ってしまうと動線が狭くなり、暮らしにくくなってしまう可能性も。
視線の抜けを意識する
ダイニングとリビングの境界を家具で分ける場合は、背の低い家具にするのがオススメ。
I型リビングのメリットは広く見えることです。背の高い家具で仕切ると視線が遮られ、空間を狭く感じてしまいます。
ラグでゾーニングをする
リビング・ダイニングのどちらかにラグを敷いて空間を分けることもできます。家具の色に合わせてコーディネートすることで、部屋の雰囲気づくりにもなります。
I型LDKの陽当たり
直線的な配置のLDKのため、間口の広さによって大きく変わってきます。
間口広くが南向きの場合は、図1のように窓側からの奥行きが浅く、全体的に明るいLDKになります。
図2のように間口が狭い場合は南向きでも、窓側からの奥行きが深く、奥に配置したキッチン・ダイニングはどうしても少し暗くなってしまいます。
照明でも明るさは確保できますが、対策として吹き抜けを設けることで、自然光を取り入れ明るく開放感のあるLDKにすることができます。
キッチンタイプ
最近は応接間を設けることが少ないため、友人や来客をリビングに通すことも多いと思います。I型LDKは直線的で遮るものがないため、オープンタイプのキッチンを採用すると生活感が見えやすく来客時に慌てて片付けるなんて場合も。
オープンタイプのキッチンを採用する場合は、キッチン周りやリビングの収納スペースをしっかり設けておくと急な来客時でも安心です。
まとめ
今回はI型のLDKについてご紹介しました。家族のコミュニケーションが取りやすい、開放感があるなどメリットもありますが、場合によってはデメリットもあります。長い時間を過ごす空間ということもあり、住んでから不満を感じやすい空間でもあります。
家族にとって暮らしやすい間取りかを確かめるために、是非一度見学会にご参加いただき、レイアウトや住まいの雰囲気をご確認ください。